UPDATE : 2009/12/15
医業経営の今後
病院・診療所の倒産件数が増えてきている。
以下、gooニュースより。2009/12/10
全国の病院と歯科を含む診療所(開業医)の今年の倒産件数が11月時点で49件に上り、現在の集計方法が導入された2005年以降で過去最悪を記録したことが、帝国データバンクの集計(11月報)で分かった。49件を医療機関別に見ると、診療所が26件と最も多く、以下は歯科診療所14件、病院9件の順で、診療所の多さが際立つ。マイナス3.16%だった2006年度の診療報酬改定の影響で、07年の倒産件数は病院18件を含む48件と過去最悪だったが、今年は既にそれを上回っている。
帝国データによると、これまで過去最悪だった07年の倒産件数は、診療所19件、歯科診療所11件だったが、08年にはそれぞれ18件、10件と微減、回復の兆しが見えていた。しかし、今年に入って急増し、診療所の倒産件数は7月時点で既に07年を上回った。11月の倒産件数は3件で、負債総額は約3億1000万円。
病院勤務医を支援するため、08年度の診療報酬改定では、診療所側が病院に対して約400億円の「財政支援」を実施。このうち約240億円(厚生労働省の試算)の財源については、「5分要件」の設定など外来管理加算の見直しで捻出されており、日本医師会などが撤廃を求めている。
ー転用終わり。
医療機関倒産の原因として、
1990年代は、「放漫経営」と「過剰投資」による倒産が多かった。
2000年代は、「経営不振」がそれらを上回っている。
つまり、流行る医院と流行らない医院の格差がでてきているのも事実。
社会インフラとしての役割がある医療機関にとって、
選ばれるための経営努力がより必要な時代になってきている。