UPDATE : 2009/11/04
開業医 or 勤務医 ?
先月、厚生労働省の病院・診療所の経営状況をまとめた報告によると、
開業医の収入は、勤務医の1.7倍とのこと。
開業医の年収は平均2,521万円、勤務医は平均1,450万円。
その現状も踏まえた上で昨日、長妻厚生労働相は、
「中核病院に手厚いよう配分を変えるとともに診療報酬も引き上げる。
勤務医に着目した対策も必要だ」
と述べている。
「診療報酬の配分が今までと同じで良いかを中央社会保険医療協議会(中医協)で議論してもらう。
一般論では勤務医は非常に過酷だといわれる」と指摘。
勤務医の待遇を改善すべき方向で動きだしている。
救急や産科などを抱える大病院の医療体制の強化につなげる考えをもっており、
全体としてもその流れは、変わらないと思う。
この流れから考えられることは、開業医における所得格差。
流行っているクリニックと、流行らないクリニックの幅がより開いて、
開業医においても、淘汰の時代がやってくる。
医業経営における経営努力がより必要になってきたと思う。